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私の神様

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「いたいの?なでなでしてあげる」
 私は幼かった。愛で痛みが消えると、小さな心で信じていた…。

 今になって思う。母の痛みは撫でられても消えはしなかったのだと。そして、何よりも私の心に癒されたのだろうと。自分のことを想って何かをしようとしてもらえるのは嬉しいのだ。癒されるのだ。私が欲しくて仕方がないものは、まさにそれなのだから。
 ひねくれて、勝手に傷だらけになって、誰も信じられなくなった私。泣くこともできない。乾いた笑いで日々を消化するだけ。
 そんな私が欲しくて、ずっと欲しくて仕方がなかった癒し。誰かの私を想う心。でも、きっと今の私にはないのだ。心は不可視。見えるものしか信じられない私には、母の愛も、弟の思いやりも、妹の心配も信じられない。感じているのに、素通りする。心が見えればいいのに。
 私の辿り着く先に、愛はありますか。信じてもいない神様は、私に語りかけない。私は思う。神に語りかけるのは正しくても、神に語りかけてもらえると信じるのは間違いなのだ。傲慢なのだ。
 私はいつか、母を愛します。私はいつか、弟を思いやります。私はいつか、妹を心配します。この一筋の涙を信じます。
 私はいつか、私を癒します。

 人はそれぞれ、信じるものを持っている。神様だったり、仏様だったり、世間だったり、自分だったり…。私は私に見えるものを信じよう。私にとっての神は見えるものだと思う。
 花が咲きました。実がなりました。枯れていきました。
 母が笑いました。弟が笑いました。妹が笑いました。私の笑顔は見えないので、誰かの笑顔から見つけます。
 あなたに私は見えますか?
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