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「小説 ヒカリへ」
眠り姫

四 狂気の最期

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 そしてミレーユは屋敷から逃げ出した。祐矢は半狂乱で眠り姫を探した。しかし、彼女は見つからず、母の翡翠は病に倒れた。
 最期に母は言った。
「あなたはまだ小さいけれど、誰かを守れるって信じてる。あの眠っていた少女を救ったように、他人を救える優しい大人になりなさい」
 母親はミレーユを知っていた。そして、数日後に彼女は息を引き取った。

 紺矢は十八になった。父親はぶつぶつと何事かを呟きながら屋敷の中を歩き回る様になっていた。父、祐矢に嫌悪すら抱いていたが、最後の家族だと思い相手をしていた。
 眠り姫。そんな言葉を聞いて、父親はミレーユの名前すら知らないのかと思った。
 家は傾いて行った。父が眠り姫を探しているのだろうと紺矢は思っている。家が潰れても構わない。質素な生活でもミレーユと一緒なら楽しいだろう。

 祐矢は狂って行った。近隣から死体を集めるようになった。その目的を紺矢は知っていたが父親の憐れみすら覚える窶れ様に何も言えなかった。
 ついに家は潰れ、貴族の名も栄光も無くした祐矢は街を彷徨い、少女を襲って捕らえられた。
 日銭を稼ぎながら、ミレーユを待っていた紺矢は牢獄に収容された父にパンを持って行った。
 祐矢は不思議と静かな目をしていた。パンを受け取ると、
「もう、来なくて良い。お前の幸せでも祈って…死ぬよ」
 しばらくして、父親の死を知らされた。涙が零れた。家族がいない。意外に寂しいものだった。あんな父親でも…。
「やっぱりあなたは優しすぎる」
 ミレーユに抱きついて泣いた。
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 そしてミレーユは屋敷から逃げ出した。祐矢は半狂乱で眠り姫を探した。しかし、彼女は見つからず、母の翡翠は病に倒れた。 最期に母は言った。「あなたはまだ小さいけれど、誰か...
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