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「ロート・ヘクセ」
ヴァルム・レーゲン

2、愛しい子

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 しかし、時折見る王子はいつも沈んでいた。暗い目をして、とぎれとぎれに
「僕…なんか、生まれなければ…よかった」

 2歳の子供の言うことではない。ファイルヒェンは何故か、王子を慰めていた。
「そのようなことはございませんよ。王妃様に親孝行なさってくださいね」
 王子は少し元気になった。
「妹が、もうすぐ生まれるの。お母様が、女の子だって言ったんだよ」

 嬉しそうな子供が哀れになった。実の父親に殺されるところだった。そのことをこの子は知っている気がした。

 そのうち、王子の成長を見守るのが楽しくなった。
 生まれた妹にわくわくしながら話しかける姿を可愛いと思った。殺せるか?自らに問いかけた。否、だ。

 彼女はただの小間使いでいることにした。王子は時折、宙を目で追ったり、何もないところで走り回ったりした。それすら愛おしかった。

 少しずつ時間が過ぎて行った。

 歩けるようになった王女は優しい兄に懐いていつでもくっついていた。
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~ Comment ~

NoTitle

……ごくり。
ここからどうなるのかが楽しみですっ。

Re: NoTitle

き、期待にそえるといいなあ…。
「ロート・ヘクセ」シリーズの最終回です。
(終わらなかったらどうしよう。ぼそっ)

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